Astray Goods のある生活|書店員・三瀬弘泰/43歳
書店員・三瀬 弘泰/43歳
利用アイテム:Rolltop Backpack/Black
書店員
「ずっと新しいバックパックを探していて、一目惚れでした」。熊本市中心市街地にある大型書店で、売り場やイベントスペースを担当する三瀬弘泰は、その時のことをこう振り返る。
彼は2年もの間、バックパックを探し続けていた。愛用のバックパックが破れ、それに変わる「相棒」が欲しかったからだ。休みのたびにバッグ専門店などを巡り、「偶然の出会い」を求める日々。しかし、自分の好みに合うものはそう簡単には見つからなかった。
ある日、勤務する書店の催事スペースに展示された、あるバックパックが目に止まった。無骨で、持つとずっしりと適度な重さを感じる。頭の中に思い描いていたデザイン。まさにそれと一致する形状のバックパックが、目の前にあった。「奇跡だ」と思った。Astray Goods の Rolltop Backpackと出会った瞬間だった。
気に入っているのは、その大きさだ。年末に帰省した際、荷物全てが収まった。荷物の重量は相当あるはずだが、それほど重さを感じなかった。あまりの身軽さに、このままどこへでも行けるような気がした。
「相棒」は日常生活でも力になってくれた。スーパーでの買い物。エコバッグごと中にすっぽり入る。「いい買い物したわね」。安い買い物ではなかったが、妻に褒めてもらい、嬉しかった。
Rolltop Backpack の内側には、十分な空間が確保されており、なんだって入る。頑丈な作りは、連れていく先を選ばない。細かい心配をせずに、いつでも使えるところが、気に入っている。
彼が選んだカラーはブラック。ビジネスシーンでも利用できる、スタイリッシュで落ち着いた大人の色だ。内部のコンパートメントには、書類の入ったクリアファイルを。内ポケットには予備の名刺を御守り代わりに入れている。
彼が「最も重宝している」と語る外ポケットには、600ページの文庫本がすっぽり入っていた。仲間から「本の虫」と言われるほどの読書家は、1日に1~2冊の本を読む。本がなければ落ち着かない。ついには本を持ち歩き始めた。しかし、バッグやコートのポケットに入れるとページが折れ曲がることもあり、ストレスだった。Astray Goodsとの出会いは、僥倖だった。外ポケットの本を毎日入れ替える作業は、日々の生活に彩りを与えてくれた。
使い始めて4カ月。最初は硬かった生地が徐々に柔らかくなり、肩に馴染んでいく。これから長い人生を共にすることになる。そう確信している。
Astray Goods Life の編集部。「寄り道」大好きなメンバーが大集合。