龍田レコードのカスタムオーディオケーブル|人生の相棒
ジャズをメインに、ノイズやクラシック、歌謡曲など海外でプレスされたレコードを揃えた「龍田レコード」。店主の馬本貴明さん(47歳)が手がけるカスタムケーブルが、今回紹介する一品だ。
かつて店舗のオーディオセットを大金をかけて新調した際、「ケーブルや電源で音が変わる」と気づいた馬本さん。もちろん昔から話には聞いていた。
しかし、実際に体験してからは、ケーブルや電源そのものに興味を持ち始め、ついには自作するようになった。
ケーブルは、レコードの買い付け時に、各国のビンテージケーブルを持ち帰る。それらを加工し、カスタムオーディオケーブルとして販売。加工は一本一本手作業で行なっている。
使用するパーツにもこだわっており、馬本さんも「適切に修理、メンテナンスすれば一生使えます」と太鼓判を押す。品質の高さが口コミで広がり、ミュージシャンやボーカリスト、楽器店などからも注文が入るという。
店内に「NASA」と書かれたケーブルを見つけた。馬本さんによると、元々はオーディオ用ではなく、映像やデータ通信用とのこと。
興味本位でオーディオケーブルに加工してみたところ、音質の良さに驚いた。馬本さんは「音が良い理由は、やりとり出来るデータの量が、オーディオケーブルより多いからでした」と説明する。
実店舗にて、馬本さんと相談重ねながら、オリジナルカスタムケーブルをオーダーすることも可能だ。
尋常ではないほど音にこだわる男が作ったカスタムオーディオケーブル。音好きは一度試してみてはどうだろうか。
カスタムオーディオケーブルは、1メートルで4,000円〜。問い合わせは、龍田レコード(096ー337ー7278、熊本市中央区上通町9ー26上通アクアスクエア2階)
Astray Goods Life ライター。ノイズ系の楽曲制作が趣味。常に男メシを求めるグルメ。